こんにちは、松本です。
久々の更新になってしまいました。
6月最後の日曜日に、今、滋賀県で最も集客できている施設に行ってきました。
そう、それは近江八幡市にある「ラコリーナ」です。
和菓子のたねやさんの本社がある敷地内に、カフェあり、ここでしか買えないお菓子を売っている店舗あり、散策できる場所あり、ということで、大変な人気になっています。
年間200万人が訪れるのだそうです。
それはなんと滋賀県いち!紫式部ゆかりの石山寺以上の数字!!
私がこの「ラコリーナ」のことを知ったのは、3月東京で開かれた[サステナブルブランド国際会議]に出席、分科会「ローカル」に出席したときのとこです。
スピーカーのひとりが、たねやの山本社長でした。
近江八幡の里山、きれいな水を守りたい、(そして息子がここに住み続けたい、という場所にしたい)という、山本社長の本気さが伝わってくるお話をお聞きしました。
私たちが、訪れた梅雨空の日、雨の天気予報だったにもかかわらず、岐阜、愛知、三重、京都、神戸など、様々のナンバーの車がこの場所に集結。また観光バスも10台以上止まっていました。
トトロが出てきそうなフォトジェニックな空間、とんでもなく美味しいスウィーツ、日帰りで気軽に行けるのが良いのでしょう。
そして、行ってみて感じたのは、皆さん、滞在時間は意外と短い。
30分~1時間位ではないでしょうか。
その場で食べてお土産も買って・・・けっこう皆さん、集中してお金を使っています。
いや、だからといって、儲け主義、という批判は当てはまらないと、私は思います。
今の時代に、結果として儲かるとはこういうこと、というとても良い例だと考えます。
”むき出しの自然のなかに行くのは疲れる”
”山、田んぼ、日本の原風景が見たい”
そうした、生活者の声に出さない本音(インサイト)を上手に汲み取っての成功と、いえるのではないでしょうか。
むき出しの自然のなかだと、「ラコリーナ」のような清潔なトイレもないですものね。
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