こんにちは。松本です。
インサイト研究会への参加を迷われていた男性で
すごくお堅い会だと思われていた方がいらっしゃったので、
そんな心配しないでくださーい、という投稿です 笑
他では経験できないインサイト・ワークショップに参加できることは
確かです。
模造紙に付箋をはりつけて何かのアイデア出しなどをすることは
多々あると思いますが、ちょっと中身が違います。
そして、会社や取引先の人たちと話しても通じなかったことが
スムーズに通じる!!
そんなマーケティング(インサイト)好きなヒトたちだからこその対話が
生まれています。
↑
これを最近<同じクラスの友人より趣味が同じ他府県の人>ということばで納得
でもお堅いわけではありません。笑いがたくさんあります!
おいしいものも時々あります。
(毎月の例会はコロナ以降、Zoomオンラインで東京、大阪、四国メンバーが
そろっています)
写真右は懇親会のときの、珍しいおこげご飯に生鰹節削りです。
1.生活者の声に耳を傾けるということ
よく集客ができない、モノが売れないと言う声を聞きます。この時お客さまの姿をどのように想像していますか?
多くの方が漠然としたかたまりのお客さんを想像しているのではないでしょうか。
けれども、現実にはお客さまとは、1人の人間の複数形に過ぎません。
1人の人間という事は好きなものがあり、好きなお店があり、あるいは、それほど好きじゃないけど、今日は時間がないからこっちの店で買おうとか、いろいろな思考と都合によって動いているのです。
また現在は、購買行動が見えにくくなっていると言われてから久しいです。それは多くの人がインターネットに繋がり、常にスマホやパソコンを見ているからです。すなわちWebサイト(インターネット)とリアル、そのミックス空間に生きているのです。
それでも1人に注目することで、見えてくるものがあります。マスで考えてもうまくいかない現代です。
2.N=1分析とは?
定性調査は、もともと1人の発言に注目する、特に感情に注目するものですが、
実在の1人の人間の発言を起点にマーケティング施策を考える手法を、西口一希氏がN=1(エヌワン)と名付けられました。
顧客起点という言い方をされています。私はずっと売る事を買う側から考えてきており、<生活者発想>という言葉を好んで使ってきました。西口氏の著作を読ませていただいて、ほぼ同じだと言う感想を持ちました。
ピンとこない方のために、西口氏が紹介されていた成功事例のお話をここでシェアしておきます。
「肌ラボ」というロート製薬の化粧水の事例です。もともと化粧品メーカーではないロート製薬が発売した商品ながら大ヒットといえます。この商品はロート製薬が独自研究開発した、ヒアルロン酸を主成分としています。ベタベタすると言う感想を持つ人もいますけれども、ヘビーユーザー(繰り返し買っている人)の言葉の中にこのような、注目すべき発言があったのだそうです。それはこの化粧水を使うと<頬が手に吸い付くような感じがしてそれが好き>という言葉でした。
ヘビーユーザーならではの言葉です。この言葉をもとにコマーシャルフィルムも作られました。
ベタベタするのが嫌な人は他の商品を買えば良いのです。「肌ラボ」はこのはっきり実感できる保湿力が好きな人がリピートする商品です。
3.生成AIの得意なこと苦手なこと~人とAIの望ましい協業インサイト発掘
さて生成AIが当たり前に秘書としての機能を果たしてくれるようになった昨今、この1人から発見するという作業をAIとの協業でどのように進めていけば良いのでしょうか?
これが喫緊の課題です。
私も、AI秘書を毎日のように使っています。彼(彼女)は、インタビューの発言力といったボリュームのある文章も要約してくれたり、ワードクラウドを作ってくれたりします。頻繁に出てくることばを教えてくれます。
ところがAI秘書は、実在する1人の人間の感情に寄り添うことは苦手です。私たち指示する人間も、一体どのようにプロンプトを書けば良いか悩ましいです。インサイトをもたらすような発言を教えてと言うのは、ちょっと虫がよすぎます。
つまり役割分担が必要なのです。1人の人間の感情に着目するのは我々人間です。そして、整理してくれるのはAI秘書。人間の共感力とAIの処理力で生まれる価値がありそうです。
人とAIの共同による新しい分析スタイルを、今後も研鑽して築き上げていく所存です。これからのマーケティングは、ひとりの声に耳を傾けることから始まり、AIとともにその声を社会に届ける時代へと進んでいくのかもしれません。
松本朋子です。
先日、岡山在住のYouTuberさんが電話してきてくださって
「インサイトを発掘したい」ということでした。
東京よりも大阪が便利なので
心斎橋のミーティングルームでお目にかかることに。
最初はインサイトワークショップを計画していたのですが、
ご本人のたっての希望によりまずは「モデレーター講座」を
一通り受けられ後半をカスタマイズして
インサイトワークショップ…オリジナルメニューとなりました。
インサイトワークショップについても、
経験されたことがない方は「何をするんだろう?」と思われるかもしれません。
付箋にたくさんことばを書き出して模造紙に貼っていきます。
そして似たものを集めてグループを作り
このグループにタイトルをつけます。
アイディア出しのミーティングやKJ 法とも近いものです。
これは1人ではできないのです。
実際この日も2人メンバーに来てもらいました。
4人で1つのテーマに対してたくさんの言葉を出していきます。
経験するとよくわかることですが、ある人のことばに触発されて
「こういうのもある」と思いつくことがたくさんあります。
そして頭が柔らかくなってくると、
皆が盛り上がって「そうそう、そうだよね!」となる
瞬間がやってくるのです。
それこそがインサイト!!
インサイトを発掘していくことの喜びの瞬間です。
これが一度経験すると辞めめられなくなる、インサイトの魅力。
いや魔力と言って良いかもしれません。
もちろんアルコールや何かの依存症と違って
良いことに使うものですから、何度体験してもOKです。
このインサイトの深い深い世界、試してみられてはいかがでしょう☺
こんにちは。松本です。
ちょっとブログ更新の間隔が空いてしまいました...。
相変わらず色々と忙しくしております。
弊社、株式会社マーケティング・ハピネスはとても小さな会社なのですが、
なぜか(?)多数のB2B営業を受けます。
(長く続けてきたので、そういう意味での検索にひっかかりやすいのでしょうか)
その中で時代の流れを感じたり「なるほどこのような仕組みか」などと
感心したりしています。
それはさておき、今日のテーマについてです。
「解消すべき不満と解消しなくて良い不満」
こちらは、某メーカーのカスタマーサクセス部門にいらっしゃる方に
モデレータ―協会でお話いただいたとき、
参加者にもっとも響いたことばです。
買物をした後や、サービスを受けた後に
よく事後アンケートが送られてくるかと思います。
いわゆる顧客満足度調査です。
自由回答で不満点やここは改善したほうが良いという
意見が上がっていたとき
すべて解決しなくてはいけない...という
脅迫観念に支配されそうになります。
けれども、「解消しなくても良い不満」があるという点を
知っておくだけで、とても良い議論ができます。
すべて解消してしまうと、
没個性になってしまうのです!!
物販であれ、店舗であれ、
コンセプトがあるかと思います。
<明るく、来た人が前向きになれる元気なお店>だとして
音楽をもっと静かな曲にしてほしいとの不満があっても
変更しなくて良いのです。
今日は、「解消すべき不満と解消しなくて良い不満」のお話でした...!!
松本です。
インサイト研究会2024年会員募集始まっています。
インサイト研究会は、2006年にスタートし
来年は17年目。
継続できていることに、本当に感謝です。
コロナ前は東京と大阪で、月1回対面の例会を開催していました。
現在は月1回、原則第3木曜日夜 オンライン例会を実施しています。
その分、かなりリーズナブルな価格にさせていただいています。
(対面のイベント時は、別途 参加費頂戴します)
東西合同です。四国の方もいらっしゃいます。
今年は11月に京都で特別篇を開催しました。
初めて会う東京の会員さんと関西の会員さん
初めての気がしないと、盛り上がっていました。
さて2024年インサイト研究会は
年間テーマを「N=1 ナラティブと事実に耳を傾ける」とします。
N=1はひとりに耳を傾けること。
ナラティブとは(自分)語りです。(企業が訴求するのはストーリー)
生活者の語りは、矛盾することも多々あります。
それが人間です。
その語りの中に事実と彼、彼女の解釈が含まれていて
売る立場からすると、とても大事なことが詰まっているのです。
方法としては、「課題のオリエンテーション」
翌月「ワークショップとゴール(まとめ)」
時には3か月かけることもありますが
ほぼこの繰り返しです。
課題提供者は会員、ゲスト、または私、松本です。
私はこれを、事例の千本ノックと呼んでいます。
すべて正解が無いもので
だからこそ取り組み方が勉強になりますし、手法が身に付きます。
どうぞ怖がらず(?)ご参加ください!
楽しいですよ。
詳細こちらから→
松本です。
インタビューなどの定性調査の結果が
定量的に扱われてしまうことは
多々発生していると思われます。
定量調査は500人に聞きました。
80%がこう答えました。わかりやすいです。
定性調査は、ひとりひとりに深く聴く調査。
間違いは、
6人のグループインタビューを3組実施して(定性調査)
たった18人なのに
「70パーセントの人が〇〇を買いたい」と言ったとか。
そうじゃないんですよ!
これは二重にまちがっています。
1.定性調査を定量的に処理していること。
2.購買意向を信用していること。
購買意向と実際の購買行動は、必ずと言ってよいくらい
ずれるものです。
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回転寿司の発明についての話。
某社長がビール工場見学の際に、
ビール瓶がベルトコンベアで流れてくるのを見て
「寿司もこのように回転すれば!」と
ひらめいたと言われています。
成功事例については
こうした逸話が何かと伝えられています。
それでは、私たちが課題を目の前にしているとき
「犬も歩けば棒にあたる」と言って
何となくウロウロすれば良いのでしょうか。
インタビューとは(ウロウロの代わりに?)
お客さまのところに出かけていくことです。
そこで課題に対する答えを聞くわけではありません。
ヘビーユーザーに
いつもどうしているか、どう使っているか、
どう感じているか...
そういったことを細かく聞くうちに
ハッとさせられることが多々あるのです。
ヘビーユーザーは営業マン以上に
その商品を知っている
とも言われるからです。
定量的に処理してしまうとき
その途中では
ライトユーザーとヘビーユーザーの混同も
起こっているのではないでしょうか。
ちょっと近所で見かけたから買ってみた人と
大好きでリピートしてくれている人
その発言の重大さは
違うのだということ!
ひとりの発言からハッとさせられる
定性調査の醍醐味です。