理央 周さんの『テレビショッピングはなぜ値段を最後に言うのか?』(ダイヤモンド社刊)を読みました。
大手広告代理店を舞台に、主人公のマネージャー・洋介、
MBAとりたての新人・新一、
感性豊かなデザイナー・奈美、
3人を中心としたストーリー仕立てで、
「マーケティング」がわかりやすく語られています。
クライアントの”味印食品”の新商品キャンペーンが
全体を通してのテーマ。
私は個人的に、主人公洋介と小学生の娘・里央ちゃんの会話が好きです。
小学生の子供がわかるようにマーケティングについて話す、というくだりがあります。
私も凸版印刷のディレクターをしていたとき
「5歳の子供がおつかいに行って、買ってこられるように」
ということを肝に銘じて、パッケージを作りました。
ネーミングが簡潔でわかりやすかったり、
”あの金色の袋の○○”と特徴がひとことで言えたり、ということです。
全体を通して、「著者は、マーケティングが本当にお好きなんだな」と、温かく伝わってくるものがありました。
テレビショッピングはなぜ値段を最後に言うのか?
それは、読んでみてのお楽しみ、ということで!
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