こんにちは。松本です。
東京、関西、「インサイト・モデレーター講座」を終えて、
今回たまたまかもしれませんが、インタビューが早く終わってしまう、
という訴え?があり、その点について、対処法等を書かせていただきます。
グループインタビューなら2時間程度、デプスインタビュー(1対1)なら30分程度、時間を設定して生活者(顧客、想定顧客)に来ていただきます。
もちろん多くの場合、謝礼をお渡しするわけで、時間より早く終わるということは、やはり避けたいことです。
事前にインタビューフローを作成します。
このとき、時間配分も大まかにするはずです。
テーマについて、聞きたいことを4ブロック、5ブロックに分け、
ここを20分、ここは25分というように。
まず、このブロックの時間を守るようにして(時計とフローを見比べ)
先に先に進まないように注意します。
*時計はアナログ時計推奨。
フロー作成時、最初は答えやすい事実を聞く質問から、とお伝えしています。
そして、慣れてきた頃に答えにくい質問をします。インサイトがつかめるかもしれないような質問です。「過去の快感」にかかわるようなこと、自分でも気づいていなかった心理をひっぱり出す質問です。
司会者として、間(ま)があくのをこわがらないでください。
「・・・う~ん、そいういえば・・・」そんな話をゆっくり聴いてくださいね。
興味深い答えが返ってきたら、「もう少し詳しく教えていただけませんか?」「ことばを変えると?」等、深める質問をします。
講座のなかでは詳しくお伝えしていますが、インサイトは理路整然とことばで説明できないことが多いので、写真や絵などを使いながらインタビューをすることも有効です。
これだけでも、早く終わってしまうのを防げるのではないでしょうか。
インタビュー司会者の力量で、後の企画がまったく変わってくるので、ますますインタビュー力に磨きをかけてください!