ストーリー、ゲームそしてファンタジー

こんにちは。松本です。

投稿間隔がたいへんあいてしまいました。

 

昨年秋から今年にかけて、研究会を立ち上げ

ゲーミフィケ―ションに取り組んできました。

背景としてあったのは、産業革命に匹敵するといわれる

「情報革命」です。

生活者の行動が変わり、消費行動が変わる・・・その変化を

注意深く見ていくなかで、”ゲーミフィケーション”の重要性を直観したのでした。

 

私が説明するまでもないことですが、

スマートフォン+ネット常時接続により、電車の中でも

ネットを見ている人が急増しました。

さらに彼らはよく見ると、あちらこちらのサイトに跳んでいます。

 

ヤフーのニュースを見ていたら「LINE」のプッシュ通知が入った等。

良い悪いではなく、これはネットというメディアの特徴です。

リンクまたリンクという構造により、どんどん自由に跳んでいきます。

 

こうした行動が習慣化し、私たちは少しずつ、長い文章が読めなくなっていっている可能性もあります。

モノやサービスを売る立場で、

「生活者に振り向いてほしい」「伝えたいことがある」という場合、

いきなり長い話をしても聞いてもらえません。

また、新商品開発の秘話などのストーリーも、(たとえ麗しい話であっても)お腹いっぱいの感があります。

 

ここで、ゲーミフィケーションの登場となるのです。

いつの間にか、「何これ?」と手が動いてる状態、

なぜか参加してしまっている状態、

ここから、生活者と売る側に関わりが生まれます。

 

某通販化粧品会社さんで取組みをしました。

サンプルキット請求の後、届いた商品を

しばらく使わないヒトがいるとのこと。

「使ってくれないと、そのあとのリピートはない!」

どうすれば次の関わりができるのか?

色々と面白いアイデアが出ました。

今後も取組みは続きます。

 

一方、リアルの売り場では、面白いことが起きています。

ドラッグストアで特に顕著なのですが、

パッケージの傾向が明らかに変わってきているのです。

どう変わってきているかというと、

”ファンタジック”になってきています。

やっと、上の写真の説明です(笑)

もう1枚ご覧ください。

 

いちばん上の写真は、まるでジュエリーショップのバッグのようです。

ドラッグストアで私が買った、シャンプー、ヘアマスクの

お試し商品です。

 

そして中にはいっていたミニリーフレットがこちら。

これはほんの1例なのですが、

”ファンタジー”が、来ているのです。

秋冬のファッショントレンドにも”ファンタジー”が

あります。

ストーリーからゲームへ。

そしてストーリーからファンタジーへ。

2014年にかけてもこの傾向は続くと、私は見ています。