3s-3秒でお客さまの心をつかむ方法

松本朋子
松本朋子です。
先週ヒカリエでのセミナーのご報告もしたいのですが、
その前に、もうひとつ前の講演のことをまとめておきます。
主催者の方から、写真と受講者の感想を送っていただきました。

「3秒でお客さまの心をつかむ、賢いコミュニケーション術」という
テーマでお話させていただきました。
私の著者デビューのきっかけとなった「レシート調査」
また凸版印刷でのディレクターとしての様々な経験から、
店頭で、売れるかどうかは3秒勝負、といつも言ってきました。

実際に、<3秒目視調査>なども手掛けてきました。
ですから、この3秒というのは、大げさでもなんでもありません。

  立ち止まる⇒手に取る

ここのところの3秒が勝負です。
もちろん、目立つことは大事。ただし「悪目立ち」では
購買に至りません。
『良さそう!』という心の声とともに、
手に取って3秒です。

これを実現するのが、【インサイト】です。
お客さまの購買のツボを押さえるということ。
先日の講演では、インサイトということばを使わずに
マーケティング初心者の方にもご理解いただけるように
話しました。

どなたにでも、取り入れていただける方法として、
実感ワードへの変換、ということがあります。
ついつい、やってしまいがちなのが、
自分の商品の”モノ自慢”なのです。
買って帰って使うと、どんな風な実感ができるのか?
ぜひ置き換えてみてください。

店頭の話をしてきましたが、ネットでも基本的に同じです。
このところ、私が【ゲーミフィケーション】に力を入れているのは、
人々が、クリックあるいは、タッチでどんどんサイトを渡り歩いていく、
長い話を受け付けにくくなっていく・・・という背景があるからです。
(デジタルコンテンツの宿命です)

つまり、【インサイト】も【ゲーミフィケーション】も
3秒でお客さまの心をつかむために必要な
道具のようなものだといえます。
インサイトは、「何にぐっとくるの?」
ゲーミフィケーションは、「どうしたら振り向いてくれるの?」
ですね。

タイトルにあります3sとは、3second
3秒ルール方の略称です。

以下は、お送りいただきました受講者の感想です。
8割以上の方に満足した言っていただきました。
ありがとうございました!

たいへん満足した(自由回答)
・ 面白かったです。
・ ヒントが満載であった。
・ 論理的で、具体例をあげてアピールする方法を教えていただきました。
・ ショルダーを考えたり、置き換える事が楽しかった。
・ 色々な事例を交えながら、分かりやすい説明でした。
  また、機会があればセミナーを受講したいです。

満足した
・ キャッチコピーの大切さや、自分に置き換えてどう感じるかを考える
  きっかけになりました。
・ レシート調査を初めて知った。ありがちなテーマかも?と思ったが、
  色々な発見があって、また違った角度で考えられるのに
  役立つように感じた。
・ 業種は関係なく使えるテクニックだったから。
・ 見たイメージから気持ちを動かすこと、その気になることが、
  3秒勝負であることが良く分かった。自分もそうだなぁと思う。
・ HPのキャッチコピー等の作成の参考になった。
・ 現在やるべき事が明確になりました。
・ 自身の仕事に当てはめて考えてみたら、面白く感じた。